その1:最新で新品の教材を使う
教材は、必ず最新のものを使いましょう。
資格試験の内容は更新されることが多く、古い教材では十分な対策ができないことがあります。
また、やはり新品の教材を買うと、「よし!これでしっかり合格しよう!」「これを買ったからには絶対に合格しなければ!」と、モチベーションがあがるものです。
モチベーションを維持することは、資格試験の合格においてきわめて重要ですから、こういった細かいところでしっかりとモチベーションをあげていくことが、案外と重要です。
中古の教材を使って安く済ませたい気持ちもわかりますが、不合格になってしまっては、逆に時間とお金を失うことになってしまいます。短期合格のためには、必ず最新の教材を新品で揃えるべきです。
その2:早い段階で過去問に目を通す
勉強を始める時に、テキストを開いて1ページ目からゴリゴリと読み進めていく人がいますが、これは危険です。
短期合格のためには、早い段階で「最終的にどういった問題を解けるようになる必要があるのか」を、しっかりと確認することが重要です。
おそらく、勉強を始めたタイミングで過去問を見ると、「こんなに難しい問題を解けるようにならないといけないのか!!もう自分には無理だ!!!」と思ってしまうことでしょう。
しかし、全く心配は不要です。勉強していないのですから、解けないのは当たり前ですし、知識ゼロの状態だと、比較的簡単な問題も難問に見えてしまうことが良くあります。
むしろ、ある程度勉強をしたつもりになって、「よ~し、そろそろ過去問でもサクッと解いてみるか~」となったタイミングで、「え!!こんなの解けないよ!!」となってしまう方がはるかに悲惨です。
その3:テキストを完璧に理解しようとしない
資格試験の合格において、テキストの内容を全て理解する必要はありません。
市販の教材がほとんど存在しないような超マイナー資格なら別ですが、一般的な資格試験においては、テキストの内容を完璧にしないと受からないということはありえません。
むしろ、テキストには合格に不要な無駄な部分がたくさん含まれています。
これには理由があります。仮にテキストの内容を薄くしてしまって、テキストに書かれていない内容が実際の試験に出てしまったとすると、「このテキストは内容が薄くて本試験に対応できない」というネガティブな評価を受けてしまうからです。
テキストを作る側はそういったネガティブな評価を避けるために、細かくて本質的では内容もあれこれと詰め込んでしまうのです。
逆に、資格試験の勉強をする際は、このような事情があるということを理解しなければなりません。もし、テキストの内容を全て理解しようとするならば、いくら時間があっても足りなくなってしまうでしょう。
その4:インプットとアウトプットを並行させる
まずテキストをしっかりと読み込んでから問題演習に取り掛かりたい、という気持ちはとてもよくわかります。しかし、このやり方だといつまで経っても問題演習に移れず、結局時間がかかります。
短期合格のためには、
- テキストを読む(インプット)
- 問題を解く(アウトプット)
の2つを同時にバランスよく行うことが極めて重要です。
ところで、最近は「テキストは一切読まずに、過去問演習だけやっていれば合格します」「テキストを読む時間は無駄。問題演習をしながら知識を定着させましょう。」といったような、超アウトプット重視の意見も散見されます。
個人的に、この意見もちょっと極端かなと思います。実際にやってみればわかることですが、問題演習だけを繰り返していると、どうしても知識の穴ができてしまいますし、本質的・体系的な理解に至るのも難しくなります。
結局、インプットとアウトプットのバランスをしっかりとることが大切になるのです。
その5:独学に限界を感じたらスクールを使う
基本的に、資格試験の多くは独学で合格が可能です。
独学の良いところはたくさんありますが、何よりお金を節約することができます。いまは書籍やネットに情報があふれていますから、さほど苦労せずに素晴らしい教材を手に入れることができます。
ただ、やはり一流の先生の講義というのは素晴らしいものでして、独学では理解できなかった部分が一瞬で理解できたり、合格において重要なポイントをわかりやすく示してくれたり、ということが少なくありません。
独学に限界を感じたら、スクールを利用した方が、結果として時間とお金を節約できることもあります。昨今は値段の安いオンラインスクールも増えていますので、勉強でつまづいたときはスクールの利用も検討するのがおすすめです。