パソコンの画面は本体ではありません

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画面はパソコン本体ではない

質問です。以下のようなパソコン(これをタワー型のデスクトップパソコンといいます)があったとして、パソコン本体はどこでしょうか?

画面をパソコン本体だと思っているひとも多いのではないでしょうか。でも、実はこれは間違いです。

正しくは、箱のようなものが本体です。この箱を「CDやDVDをいれるための装置」と思っている人がいますが、実はもっと重要なものです。そして画面はただの画面であって、パソコンの中心的な要素ではないのです。

ちなみに、パソコンの形(デスクトップ型とかノート型とか)についてあまり知らない場合は、まず以下の記事を読んでみてください。

本体と入出力機器

デスクトップ型パソコンは、大きく分けると、

  • 本体
  • 入力機器
  • 出力機器

の3つから構成されています。

情報処理技術者試験では、「コンピュータには入力装置、制御装置、記憶装置、演算装置、出力装置があって~~」といわれることがありますが、細かい話なので現時点では気にしなくて大丈夫です。

本体

以下の記事で説明している通り、コンピュータは電気で計算をする装置です。

そしてパソコンにおいては、計算をするためのパーツが本体につまっています。

本体こそが中心的な要素なので、本体の性能がパソコン全体の性能に最も影響します。

本体の中身については以下の記事で詳しく解説していますので、本記事を読み終えたら是非こちらもご覧ください。

入力機器

本体に情報を入力するための機器(装置)です。

具体的には、

  • キーボード
  • マウス

が、代表的な入力機器です。キーボードは文字の情報を入力するために使いますし、マウスは手の動きを入力するために使います。

他にも、マイク、タッチパネル、ゲームのコントローラなど、色々な入力機器があります。

私たちは、(パソコン本体に直接入力するのではなく、)入力機器をつかって情報を入力しています。入力機器の情報は本体に送られて、本体でいろいろな計算に使われます。

出力機器

本体の情報を出力するための機器(装置)です。

具体的には、

  • ディスプレイ(画面のこと)
  • スピーカー

が、代表的な出力機器です。画面はあくまで本体の計算結果を出力しているに過ぎないのです。

他にも、イヤホン、ヘッドフォン、プリンターなど、色々な出力機器があります。

入力機器と出力機器を兼ねているパターン

入力機器と出力機器の両方を兼ね備えている機器もあります。

いくつかの例を挙げてみます。

タッチパネル

「画像の出力」と「手のタッチ情報の入力」の両方を担っています。

ヘッドセット(マイク付きのヘッドフォン)

音声の入力と出力の両方を担っています。

プレステのコントローラ

ゲームのコントローラは基本的に入力機器としてつかわれますが、バイブレーション機能(ブルブル震えるあれ)で振動を出力してくることもあります。

この意味で、厳密にいえばゲームのコントローラは出力機器でもあると言えます。

本体と入出力機器が一体になっているパターン

ノートパソコンは、本体と入出力機器が一体になってしまっているタイプのコンピュータです。

スマートフォンもそうです。