プログラム(コンピュータプログラム)とは?

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プログラムはコンピュータに対する命令文

コンピュータは、電気で計算を行う装置です。

では、質問です。コンピュータに1+1を計算して欲しいときに、どのように「1+1を計算しろ!」と命令をすればよいでしょうか?

正解は、「プログラムを使う」です。

コンピュータは、それだけでは単なる機械(ガラクタ)ですが、プログラムを使うことで、人間の命令を聞いてくれるようになるのです。

プログラムは特殊な言語でできている

プログラムで使う言語をプログラミング言語という

プログラムを書く時に使う言語を、プログラミング言語やプログラム言語とよびます。プログラミング言語は数百種類あり、プログラムの目的に応じて使い分けます。

そして、プログラミング言語は日本語や英語とは違うルールでできています。なぜなら、コンピュータは日本語や英語をそのまま理解することができないからです。

コンピュータは0か1しか理解できない

実は、コンピュータが直接理解できるのは、0か1か、それだけです。

ですので、極端な話、プログラムは「100101111011…」というような、0と1の羅列で書かなくてはいけないのです。

ただ、これではあまりにも大変なので、実際は、「0と1よりはもう少し人間の言語に近い表現でプログラムを書いて、それを0と1の羅列に変換する」ということを行っています。

コンピュータが直接理解できる言語(つまり、0と1の羅列)を「機械語」や「マシン語」と言います。

機械語のように、コンピュータ寄りのプログラミング言語を「低級言語」や「低水準言語」と読んだりします。これについては以下の記事で解説しています。

普段の計算でプログラムを意識しなくてよい理由

ここで少し考えてみていただきたいのですが、例えばパソコン上で1+1を計算したいときに、皆さんはどうしますか?

恐らく、電卓アプリやWebブラウザ(Edge、Chrome、Safariなど)、表計算ソフト(Excelなど)を使って計算すると思います。このとき、プログラムは書いていませんよね?

ですが、コンピュータはプログラム(もっと言うと、0と1の羅列)しか理解できません。それなのに、なぜ我々がプログラムを意識しないでコンピュータに計算をさせることができるのかというと、電卓アプリやWebブラウザやExcelが、我々の作業を勝手にプログラムに変換してくれているからなのです。

このあたりが納得できるようになってくると、コンピュータに対する理解がグッと深まりますよ。